トップページの目次
1.疲労の原因
2.疲労の対策
3.疲労に効果効能があるサプリメント
4.サプリメント以外での予防改善
5.疲労に関係する治療法
6.疲労に処方される漢方薬
スポンサードリンク
疲労の原因
疲労には肉体的疲労と精神的疲労があります。
まず肉体的疲労の原因ですがスポーツや肉体労働によって筋肉のグルコースや肝臓のグリコーゲンなどのエネルギーが消費され、筋肉に乳酸が蓄積されることにより疲れを感じるのです。
精神的疲労の原因も脳が働く時に、エネルギー源のグルコースが消費され乳酸が蓄積され疲れを感じます。
この「疲労物質」の乳酸が溜まると脳がそれを感知して、人は「疲れた」と疲労感を感じるのです。ですので乳酸はけっして、やっかい物でなく私たちに「休息」しなさいと警報を鳴らしてくれる大事な物質なのです。
この疲労感を無視して働き続けると、慢性疲労になり限界を超えると人は倒れてしまいます。
疲労の対策
疲労回復の対策としては、食事から取り入れた栄養素を効率的にエネルギー代謝することがポイントになります。
疲労に効果効能があるサプリメント
●サプリメント選びのワンポイント・アドバイス
- ビタミンB1、コエンザイムQ10、マグネシウム、はエネルギー代謝に必要な物質で特にビタミンB1は中心的な役割をはたします。
- カルニチン(Lーカルニチン)は脂肪をエネルギー代謝します。
- ビオチンは乳酸を再びブドウ糖に戻す働きがあります。
- クエン酸はエネルギー代謝と、乳酸を二酸化炭素と水に分解する作用があります。
- 梅とカムカムはクエン酸を含んでいます。
- ニンニクはビタミンB1の効力を高め、アドレナニンを放出してエネルギー生産を高めます。
- 高麗人参は成分のサポニンが血行を良くして、エネルギー代謝を促進します。
- ビール酵母はビタミンB1を含むビタミンB群を豊富に含んでいます。
- ローヤルゼリーは豊富なアミノ酸によりエネルギー代謝を促進します。
サプリメント以外での予防改善
なによりも十分な休息とバランスのとれた食事を摂ってください。
栄養学的な三大栄養素の理想的なバランスとは、カロリーベースで計算してタンパク質、脂肪、糖類の比率を15:20:65にすることです、そしてたくさんの食物繊維を取り入れてください。
疲労に関係する治療法
スポンサードリンク
疲労に処方される漢方薬
漢方薬は、自分の証に合ったものをお選び下さい。
「証」とは体力、体質、症状などから患者さんの状態を総合的に観察した診断結果のことです。
- 実証は生理機能が高まった状態を意味して、外見は健康そうに見えます。
- 虚証は体力がなく、生理機能が衰え、抵抗力も低下した状態を意味します。
- 中間証は実証または虚証のどちらも偏らず、それぞれの特徴を半分ずつもつ場合を意味します。
「証」の判定は「証の自己判定テスト」をご利用ください。
虚証
- 加味帰脾湯(かみきひとう)
胃腸が弱く、貧血、不眠や神経症があるなど、心身の疲労が蓄積している人に用いられます。 - 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
疲れやすく、手足の冷え、腰痛や下肢の脱力感、口渇などの症状のある人に有効です。 - 十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)
病後、術後、産後、あるいは慢性疾患などで体力が低下し、食欲がなく、疲労感が強いときに用いられます。 - 小建中湯(しょうけんちゅうとう)
体質虚弱で、疲れやすい人の体質改善、子どもの夜尿病、夜泣きなどに用いられます。 - 清暑益気湯(せいしょえっきとう)
暑さによる全身倦怠、食欲不振、下痢、発汗などの症状があるときに用いられます。 - 人参養栄湯(にんじんようえいとう)
病後、産後の体力回復、慢性疾患による疲労の回復に用いられます。 - 八味地黄丸(はちみじおうがん)
糖尿病、慢性腎炎、更年期障害などによって、強い疲労感がある人に用いられます。 - 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
胃腸が弱く、手足が冷え、疲れやすい人に用いられます。 - 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
病後、手術後、産後などの体力回復、虚弱体質の改善などに用いられます。胃腸のはたらきが悪く、手足の倦怠感が強い人に有効です。 - 六君子湯(りっくんしとう)
貧血、胃弱などで食欲がなく、疲れやすい、胸脇苦満、みぞおちにつかえ感がある人に使われます
スポンサードリンク